自宅で手作りする梅酒は、格別の美味しさがありますよね。中でも、砂糖の代わりに蜂蜜(はちみつ)を使って仕込む梅酒は、まろやかで深みのある甘さが特徴で、一度味わうと虜になる方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、初心者でも失敗しない梅酒 作り方 はちみつ版の完全ガイドをお届けします。基本のレシピから、美味しく仕上げるプロのコツ、よくある質問まで徹底解説。あなただけの絶品はちみつ梅酒作りに、ぜひ挑戦してみてください。

自家製の果実酒作りは奥が深く、様々なアレンジが楽しめます。例えば、爽やかな香りが魅力のゆず 梅酒も、手作りならではの味わいが楽しめます。

なぜ梅酒作りにはちみつ?砂糖との違いとメリット

традиционно, 梅酒は氷砂糖を使って作られますが、はちみつを使うことには多くのメリットがあります。

  • コクと深みのある味わい: はちみつは、花の蜜由来の複雑な風味と香りを持っています。これにより、砂糖だけで作る梅酒よりも、一層リッチで奥行きのある味わいに仕上がります。
  • まろやかな甘さ: はちみつの甘さは、砂糖の直接的な甘さとは異なり、口当たりがとてもまろやか。喉ごしも優しく、後味もすっきりしています。
  • 健康志向の方にも: はちみつにはビタミンやミネラル、酵素などが含まれており、白砂糖よりも栄養価が高いとされています。カロリーが気になる方や、自然な甘味料を好む方にぴったりです。
  • 溶けやすさ: はちみつは液体なので、固形の氷砂糖に比べてアルコールに溶けやすく、比較的早く梅のエキスが抽出されやすいという特徴もあります。

梅の専門家、佐藤 優子さんによると、「はちみつを使うことで、梅のクエン酸と、はちみつの持つ有機酸が複雑に絡み合い、非常に香り高く、味わい深い梅酒が完成します。使用するはちみつの種類によっても風味が変わるので、自分好みの味を探すのも楽しみの一つですよ」とのこと。

もちろん、氷砂糖にはゆっくりと溶けて梅のエキスをじっくり引き出すという利点もありますが、はちみつならではの風味は、一度試す価値ありです。

はちみつ梅酒の作り方に必要な青梅とはちみつとホワイトリカーの材料はちみつ梅酒の作り方に必要な青梅とはちみつとホワイトリカーの材料

【基本】はちみつ梅酒の作り方:材料と黄金比率

それでは、具体的なはちみつ梅酒の作り方を見ていきましょう。まずは基本となる材料と、失敗しないための「黄金比率」をご紹介します。

材料(4L瓶1本分・作りやすい分量)

  • 青梅: 1kg (傷がなく、ハリのある新鮮なもの)
  • はちみつ: 500g~1kg (お好みで調整)
  • ホワイトリカー(35度): 1.8L (またはブランデー、焼酎などお好みの蒸留酒)

ポイント: はちみつの量は、甘さの好みで調整してください。甘さ控えめが好きな方は500g〜700g、しっかり甘いのが好きな方は1kgが目安です。初めての方は800g程度から始めると良いでしょう。

必要な道具

  • 保存瓶: 4L以上の広口瓶(ガラス製がおすすめ)
  • 竹串: 梅のヘタ取り用
  • キッチンペーパー: 梅の水気を拭く用
  • ボウル、ザル: 梅を洗う・水切り用

失敗しない!はちみつ梅酒の作り方7つのステップ

下準備を丁寧に行うことが、美味しいはちみつ梅酒作りの最大の秘訣です。

  1. 瓶の洗浄と殺菌消毒
    瓶をきれいに洗い、完全に乾かします。その後、アルコール度数の高いお酒(分量外のホワイトリカーなど)を少量入れて瓶全体に行き渡らせるか、熱湯をかけて煮沸消毒し、完全に乾燥させます。カビ防止のため、この工程は非常に重要です。

  2. 梅を洗う
    青梅をボウルに入れ、優しく丁寧に水洗いします。傷つけないように、一粒ずつ手で洗うのがおすすめです。

  3. アク抜き(必要な場合)
    青梅を使う場合、水に1〜2時間ほど浸してアク抜きをします。完熟梅を使う場合は、この工程は不要です。

  4. 水気を完全に拭き取る
    ザルにあげて水気を切り、キッチンペーパーで一粒ずつ丁寧に水気を拭き取ります。水分が残っていると、カビの原因になるため、念入りに行いましょう。 この工程は、冷凍 梅酒 の 作り方においても重要なポイントとなります。

  5. ヘタを取る
    竹串を使って、梅のなり口にある黒いヘタ(ホシ)を丁寧に取り除きます。ヘタが残っていると、えぐみや苦味の原因になります。

  6. 瓶に材料を入れる
    消毒した瓶に、下処理した梅の半量を入れ、次にはちみつの半量を入れます。残りの梅を入れ、最後にはちみつの残り全量を上からかけます。

  7. お酒を注ぐ
    最後にホワイトリカーを静かに注ぎ入れます。梅が空気に触れないように、お酒で完全に浸かるようにするのがポイントです。しっかりと蓋を閉めたら、仕込み完了です。

はちみつと梅を瓶に入れホワイトリカーを注ぎ終えた完成直後のはちみつ梅酒はちみつと梅を瓶に入れホワイトリカーを注ぎ終えた完成直後のはちみつ梅酒

仕込みが終わったら、瓶に仕込んだ日付をラベルに書いて貼っておきましょう。冷暗所で保存し、最初の1ヶ月は時々瓶を優しく揺すって、はちみつが全体に混ざるようにします。

はちみつ梅酒をさらに美味しくする3つのコツ

基本の作り方をマスターしたら、次はワンランク上の味を目指すためのコツをご紹介します。

1. 梅の選び方

  • 青梅: フレッシュで酸味の効いた、キリッとした味わいの梅酒になります。
  • 完熟梅: 香りが非常に豊かで、フルーティーでとろりとした濃厚な梅酒に仕上がります。

どちらを選ぶかはお好みですが、初心者の方は扱いやすい青梅から始めるのがおすすめです。

2. はちみつの選び方

はちみつの種類で、梅酒の風味が大きく変わります。

  • アカシアはちみつ: クセがなく、上品な甘さ。梅の香りを最大限に引き立てたい場合におすすめ。
  • レンゲはちみつ: コクがあり、まろやかな甘さ。バランスの取れた味わいになります。
  • 百花蜜: 様々な花の蜜が混ざっており、複雑で深みのある風味になります。

3. ベースとなるお酒の選び方

ホワイトリカーが一般的ですが、他のお酒で作るのもおすすめです。

  • ブランデー: 芳醇な香りがプラスされ、高級感のある大人な味わいになります。
  • ラム酒: 甘く華やかな香りが特徴で、エキゾチックな風味の梅酒に仕上がります。ラム酒を使った作り方に興味がある方は、梅酒 ラム 酒の詳しい情報も参考にしてみてください。
  • 焼酎(甲類): クセがなく、すっきりとした味わいに仕上がります。

再び佐藤 優子さんのアドバイスです。「はちみつ梅酒作りは、いわば『素材の掛け算』です。どの梅を使い、どのはちみつを選び、どのお酒で漬けるか。その組み合わせは無限大です。最初は基本通りに作り、翌年からは素材を変えてみるなど、自分だけのオリジナルレシピを見つける過程も楽しんでくださいね。」

よくある質問とトラブルシューティング

ここでは、はちみつ梅酒作りで初心者がつまずきやすいポイントをQ&A形式で解説します。

Q1. はちみつが底に沈んで溶けません。どうすればいいですか?

A1. はちみつは比重が重いため、最初は底に溜まりがちです。仕込み後1ヶ月くらいは、1週間に1〜2回、瓶を優しく揺すって全体を混ぜるようにしてください。時間が経てば自然に溶けていきますので、焦らなくても大丈夫です。

Q2. 梅がシワシワにならず、プカプカ浮いてきました。大丈夫?

A2. 梅からエキスが順調に抽出されると、梅は水分が抜けてシワシワになり、沈んでいきます。しかし、エキスが出る前に梅が浮いてしまうこともあります。梅がお酒から出て空気に触れているとカビの原因になるため、瓶を揺すってお酒に浸かるようにしましょう。数日経っても浮いている場合は、落とし蓋のようなもので沈めるのも一つの方法です。

Q3. 梅酒が白く濁ってしまいました。飲んでも大丈夫ですか?

A3. 濁りの原因はいくつか考えられます。はちみつの成分や梅の果肉が溶け出したことによる濁りであれば、問題ありません。しかし、カビのようなものが見えたり、酸っぱい異臭がしたりする場合は、残念ながら腐敗している可能性が高いので、飲むのはやめましょう。事前の瓶の殺菌と、梅の水気をしっかり拭き取ることが腐敗防止の鍵です。

はちみつ梅酒の美味しい飲み方アレンジ

飲み頃は、仕込んでから最低でも半年後、1年ほど熟成させると、味がまろやかになり、さらに美味しくなります。定番の飲み方から、意外なアレンジまでご紹介します。

  • ロック: 梅酒本来の味をダイレクトに楽しむ一番の飲み方。
  • ソーダ割り: 爽快感があり、食中酒にもぴったりです。
  • お湯割り: 体が温まり、はちみつの優しい香りが引き立ちます。
  • 牛乳割り: 意外な組み合わせですが、ヨーグルトドリンクのような味わいになり、非常に美味しいです。この飲み方については、梅酒 牛乳 割りでさらに詳しく紹介しています。

また、漬け込んだ後の梅の実も美味しくいただけます。そのまま食べるのはもちろん、ジャムにしたり、お菓子の材料にしたりするのもおすすめです。梅の実を活用したレシピに興味があれば、梅酒 梅 の 実 レシピを参考にしてみてください。

まとめ

砂糖とは一味違う、コク深くまろやかな味わいが魅力のはちみつ梅酒。丁寧な下準備さえすれば、誰でも美味しい梅酒を作ることができます。この記事で紹介した梅酒 作り方 はちみつの基本とコツを参考に、ぜひ今年は自家製はちみつ梅酒作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。時間をかけてじっくり育てた梅酒の味は、きっとあなたにとって特別なものになるはずです。自分好みの材料で、世界に一つだけの梅酒を完成させてくださいね。

FAQ(よくある質問)

はちみつ梅酒はいつから飲めますか?

最低でも3ヶ月後から飲めますが、味がまだ若くアルコールの角が感じられるかもしれません。半年から1年ほど熟成させると、味がなじんでまろやかになり、美味しくいただけます。

はちみつだけで作ると腐りやすいですか?

いいえ、アルコール度数35度以上のお酒を使っていれば、アルコールの殺菌作用により腐敗する心配はほとんどありません。ただし、瓶の殺菌が不十分だったり、梅に水分が残っていたりするとカビの原因になるため、下準備は丁寧に行いましょう。

はちみつ梅酒のカロリーは高いですか?

砂糖で作る梅酒に比べて、はちみつで作る梅酒の方が若干カロリーが低い傾向にあります。しかし、はちみつも糖分ですので、飲み過ぎには注意が必要です。

古くなったはちみつでも作れますか?

未開封で品質に問題がなければ使用できます。ただし、風味が落ちている可能性があるので、新しいはちみつを使う方が美味しく仕上がります。結晶化している場合は、湯煎で溶かしてから使用してください。

梅の実はいつ取り出すべきですか?

約1年で梅のエキスはほとんど出尽くすと言われています。1年を目安に取り出すのが一般的ですが、入れたままでも問題ありません。長く漬けすぎると、種から苦味が出たり、実が崩れてお酒が濁ったりすることがあります。

Last Updated on 15/10/2025 by 寒紅梅酒造株式会社

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